観の目見の目

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国体(国スポ)廃止論に大賛成! 地元びいきの判定はいつから? 

国体(2024年より国スポ=国民スポーツ大会)継続の是非について、2024年4月8日に宮城県の村井嘉浩知事が「廃止も一つの考え方」と発言したのがきっかけで、何人もの県知事の方が次々に意見を表明している。「廃止は極論だが3巡目も同じ形ではでき...
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令和4年度も高校剣道人口は大きく減った。弓道との比較で考える

令和4年度の高体連登録人数が高体連HP上で発表されている。全国の高校剣道部員総数は3万2861人だった。  単行本『剣道の未来』では、はじめて4万人を割った令和元年の3万8435人という数字まで紹介した。その後令和2年度3万4960人、令和...
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剣道のジェンダーギャップ指数は高い? 低い? 女性八段は今後生まれる?

女性剣士も「女子◯段」は望んでいない?  2021年から22年にかけて、『剣道の未来』の共著者の一人である、坂上康博教授(一橋大学)が主宰する「のびのび剣道学校」に参加させていただいた。コロナ前までは年に1回集まって講習や実技を行っていたが...
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昭和40〜50年代の全日本選手権映像に見る、出場資格制限の意味

間合が近くなったのは「三所隠し」が原因  Youtubeの「剣道日本チャンネル」で、昭和40年代から50年代にかけての全日本選手権の映像が公開されている(2022年1月17日現在は2本のみだが、順次追加される)。これは金沢大学の惠土孝吉名誉...
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空手のパワハラ告発。竹刀の使い方に剣道界は抗議すべき

空手の東京オリンピック代表に内定している植草歩選手から、全日本空手道連盟強化委員長の香川政夫氏によるパワハラの告発があった。  パワハラかどうかについての論評は避けるが、剣道に関わる者として見逃してはいけない事実があった。植草選手が竹刀で顔...
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異例の形で行なわれた全日本(男女)剣道選手権。この“暫定ルール”を“恒例”にしてはどうか

2021年3月14日、第68回全日本剣道選手権大会、第59回全日本女子剣道選手権大会が長野市のホワイトリングで開催された。新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期され、異例の形での開催となった。  剣道に関わって35年あまり、全日本選手権を初...
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誤審を少なくすることが、剣道人口を増やすことにつながる

2014年の全日本選手権準決勝で、結果的に優勝した竹ノ内佑也選手の二本目の面が、打突部位をとらえていないと話題になった。NHKのテレビ放映でも、剣道有段者であるアナウンサーが、打突部位をとらえていないことに言及していた。あるいは2017年の...
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剣道はもっと形を大切にすべきではないだろうか。

剣道は日本の伝統文化だと、剣道に関わる人のほとんどは考えているだろう。その伝統文化たるゆえんの一つは「形」があることだ。それも多くの人が認めるところであろう。武道に限らず、日本において文化を伝承する手段として「形(型)」は中心的な役割を果た...
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東野圭吾さんと重なる私の剣道経験から、剣道の指導法について思うこと

東野圭吾という作家は多くの方がご存知だろう。『秘密』『白夜行』『ガリレオ』シリーズなど多くの作品が映画化、ドラマ化されているベストセラー作家である。  彼が剣道についてこんなふうに書いている。 「中学では剣道部に入った。武道というものを一度...
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国体は2024年から「国スポ」に。この機会に国体剣道競技のあり方を考えては?

ご存じない方が多いかも知れないが、国体(国民体育大会)は2023年の佐賀大会から「国民スポーツ大会」に名称が変わることが決定していた(略称は「国スポ」だそうだ。語呂が悪いな)。主催者である「体協」と呼ばれてきた組織は、すでに2018年、日本...