全日本選手権物語 第1回全日本剣道選手権(1953) 「誰にも親しめる剣道として…空前の試み」 記念すべき第1回全日本剣道選手権大会は昭和28年(1953)11月8日、東京の蔵前国技館で開催された。『剣道百年』(庄子宗光著・時事通信社)にはこの大会の意義が次のように記されている。 「本選手権大会こそ新発足後の剣道連盟が世に問う最大の大... 2024.09.02 全日本選手権物語昭和の剣道
昭和の剣道 2万人を超える観客を集めた、昭和31年の第3回全日本東西対抗剣道大会 冒頭の写真を初めて見たときの衝撃は大きかった。昭和31年(1956)4月29日に開催された、第3回全日本東西対抗剣道大会の写真である(第1回全日本薙刀選手権が同時に行われており、写真は薙刀演武の場面。手元には薙刀の写真しかない)。 現在東... 2024.07.23 昭和の剣道
昭和の剣道 大分・国東半島の東端に強豪校があった。国東安岐高校、昭和35年のパレード 昭和35年(1960)、インターハイ男子団体で優勝を果たしたのは大分県の国東安岐高校だった。昭和23年(1948)に開校し、当時の正式名称は大分県立国東高等学校安岐分校。「新時代の覇者たち」という連載で、同校について取材したのは平成3年(1... 2023.08.21 昭和の剣道
昭和の剣道 惠土孝吉さん(金沢大学名誉教授)が求めた、色彩豊かな剣道 (本稿は『剣道日本』2023年7月号に掲載された記事に加筆したものです) 令和5年4月21日、金沢大学名誉教授の惠土孝吉さんが逝去された。全日本選手権2位1回、3位3回など選手として輝かしい実績を残し、指導者として中京大学、金沢大学の学生... 2023.07.15 昭和の剣道
昭和の剣道 「人間わざではない」風のような剣を遣った鈴木守治さん 古い話だが、『剣道日本』の平成3年4月号から1年間、「新時代の覇者たち」という連載を担当した。昭和27年(1952)に戦後剣道が復活してから昭和40年代頃までに全日本選手権やインターハイなどで活躍した選手を訪ね、当時の話を聞いて紹介する連載... 2021.02.14 昭和の剣道