出版物

単行本『新陰流の極意』を刊行しました

左文右武堂の単行本第二弾として、『新陰流の極意』を刊行しました。 『剣道の未来』に続く第二弾としてはやや畑違いに感じるかも知れませんが、古流剣術や居合は、これからの剣道の発展のためにカギとなる重要なものだと私は思っています。日本刀が戦闘には...
観の目見の目

剣道のジェンダーギャップ指数は高い? 低い? 女性八段は今後生まれる?

女性剣士も「女子◯段」は望んでいない?  2021年から22年にかけて、『剣道の未来』の共著者の一人である、坂上康博教授(一橋大学)が主宰する「のびのび剣道学校」に参加させていただいた。コロナ前までは年に1回集まって講習や実技を行っていたが...
出版物

『剣道の未来』増刷のお知らせ

単行本『剣道の未来』は昨年末より予想外に注文が殺到し、 品切れとなっておりましたが、このほど増刷分が出来上がりました。 1月20日より出荷が可能であり、アマゾンでの注文受付を再開しております。 品切れの間は大変ご迷惑をおかけしました。 ぜひ...
観の目見の目

昭和40〜50年代の全日本選手権映像に見る、出場資格制限の意味

間合が近くなったのは「三所隠し」が原因  Youtubeの「剣道日本チャンネル」で、昭和40年代から50年代にかけての全日本選手権の映像が公開されている(2022年1月17日現在は2本のみだが、順次追加される)。これは金沢大学の惠土孝吉名誉...
観の目見の目

空手のパワハラ告発。竹刀の使い方に剣道界は抗議すべき

空手の東京オリンピック代表に内定している植草歩選手から、全日本空手道連盟強化委員長の香川政夫氏によるパワハラの告発があった。  パワハラかどうかについての論評は避けるが、剣道に関わる者として見逃してはいけない事実があった。植草選手が竹刀で顔...
観の目見の目

異例の形で行なわれた全日本(男女)剣道選手権。この“暫定ルール”を“恒例”にしてはどうか

2021年3月14日、第68回全日本剣道選手権大会、第59回全日本女子剣道選手権大会が長野市のホワイトリングで開催された。新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期され、異例の形での開催となった。  剣道に関わって35年あまり、全日本選手権を初...
出版物

単行本『剣道の未来 人口増加と新たな飛躍のための提案』を刊行しました

左文右武堂の第一弾出版物として『剣道の未来 人口増加と新たな飛躍のための提案』を刊行しました。 平成に入ってから30年あまり、青少年の剣道人口は減り続けています。先人が連綿と伝えてきた剣道がより多くの人に愛され、50年後、100年後まで伝わ...
観の目見の目

誤審を少なくすることが、剣道人口を増やすことにつながる

2014年の全日本選手権準決勝で、結果的に優勝した竹ノ内佑也選手の二本目の面が、打突部位をとらえていないと話題になった。NHKのテレビ放映でも、剣道有段者であるアナウンサーが、打突部位をとらえていないことに言及していた。あるいは2017年の...
観の目見の目

剣道はもっと形を大切にすべきではないだろうか。

剣道は日本の伝統文化だと、剣道に関わる人のほとんどは考えているだろう。その伝統文化たるゆえんの一つは「形」があることだ。それも多くの人が認めるところであろう。武道に限らず、日本において文化を伝承する手段として「形(型)」は中心的な役割を果た...
昭和の剣道

「人間わざではない」風のような剣を遣った鈴木守治さん

古い話だが、『剣道日本』の平成3年4月号から1年間、「新時代の覇者たち」という連載を担当した。昭和27年(1952)に戦後剣道が復活してから昭和40年代頃までに全日本選手権やインターハイなどで活躍した選手を訪ね、当時の話を聞いて紹介する連載...