出版物

『武徳薫千載―剣道と科学技術に尽くした百年―〈武安義光追想集〉』を刊行しました

『武徳薫千載―剣道と科学技術に尽くした百年―〈武安義光追想集〉』を刊行しました。  1997年(平成9)から2013(平成25)年まで全日本剣道連盟会長を務めた武安義光氏(令和3年逝去)の追想集です。45人の方が寄せた追想文を収録したほか、...
観の目見の目

国体(国スポ)廃止論に大賛成! 地元びいきの判定はいつから? 

国体(2024年より国スポ=国民スポーツ大会)継続の是非について、2024年4月8日に宮城県の村井嘉浩知事が「廃止も一つの考え方」と発言したのがきっかけで、何人もの県知事の方が次々に意見を表明している。「廃止は極論だが3巡目も同じ形ではでき...
昭和の剣道

大分・国東半島の東端に強豪校があった。国東安岐高校、昭和35年のパレード

昭和35年(1960)、インターハイ男子団体で優勝を果たしたのは大分県の国東安岐高校だった。昭和23年(1948)に開校し、当時の正式名称は大分県立国東高等学校安岐分校。「新時代の覇者たち」という連載で、同校について取材したのは平成3年(1...
昭和の剣道

惠土孝吉さん(金沢大学名誉教授)が求めた、色彩豊かな剣道

(本稿は『剣道日本』2023年7月号に掲載された記事に加筆したものです)  令和5年4月21日、金沢大学名誉教授の惠土孝吉さんが逝去された。全日本選手権2位1回、3位3回など選手として輝かしい実績を残し、指導者として中京大学、金沢大学の学生...
出版物

惠土孝吉著『夢剣士自伝』を刊行しました

惠土孝吉著『夢剣士自伝』を刊行しました。 惠土先生を改めて紹介すると、昭和14年名古屋で生まれ、戦後のしない競技の時代に剣道を始め、中京商業高校時代にインターハイ団体戦で優勝。中京大学の4年間では4年とも全日本学生選手権大会(個人戦)の決勝...
出版物

単行本『居合道上達講座』(大下政一著)を刊行しました

左文右武堂出版物の第3弾として『居合道上達講座』を刊行しました。  居合道全国選抜八段戦箱根大会優勝の経歴と、国内外での豊富な指導実績を持つ大下政一教士八段の著書です。『居合道虎の巻』の取材で大下教士と出会い、とくに全剣連居合について、説明...
観の目見の目

令和4年度も高校剣道人口は大きく減った。弓道との比較で考える

令和4年度の高体連登録人数が高体連HP上で発表されている。全国の高校剣道部員総数は3万2861人だった。  単行本『剣道の未来』では、はじめて4万人を割った令和元年の3万8435人という数字まで紹介した。その後令和2年度3万4960人、令和...
美しき道場

見たことはないが懐かしい我がふるさとのような道場、水戸武徳殿

実際には見たことがないが、なぜか目をつぶると思い浮かぶ古い道場がある。茨城県水戸市にあった水戸武徳殿である。正式には大日本武徳会茨城支部武徳殿、だろうか。昭和4年に落成し、昭和20年の水戸空襲で灰燼に帰した。わずか16年しか存在しなかった建...
出版物

単行本『新陰流の極意』を刊行しました

左文右武堂の単行本第二弾として、『新陰流の極意』を刊行しました。 『剣道の未来』に続く第二弾としてはやや畑違いに感じるかも知れませんが、古流剣術や居合は、これからの剣道の発展のためにカギとなる重要なものだと私は思っています。日本刀が戦闘には...
観の目見の目

剣道のジェンダーギャップ指数は高い? 低い? 女性八段は今後生まれる?

女性剣士も「女子◯段」は望んでいない?  2021年から22年にかけて、『剣道の未来』の共著者の一人である、坂上康博教授(一橋大学)が主宰する「のびのび剣道学校」に参加させていただいた。コロナ前までは年に1回集まって講習や実技を行っていたが...