全日本選手権物語 第5回全日本剣道選手権大会(1957)、初出場で炭鉱勤務の伏兵・森田信尊が上段剣士として初の頂点 第5回全日本剣道選手権大会(昭和32年11月17日、東京体育館)を制したのは森田信尊(長崎・39歳)だった。森田は三菱鉱業崎戸砿業所勤労課に勤務する会社員で初出場。第3回大会にも出場権を得たが勤務の都合で辞退していた。 決勝はやはり初出場... 2025.04.26 全日本選手権物語昭和の剣道
全日本選手権物語 第24回全日本剣道選手権大会(1976)、教員1年目の右田幸次郎が頂点に。2年連続で教員がベスト4独占 第24回全日本剣道選手権大会は,昭和51年(1976)12月5日に日本武道館で開催された。この年から出場選手が2名増えて58名となる中で、前年に引き続いて教員の選手がベスト4を占めた。優勝したのは国士舘大学をこの年の春に卒業したばかりの右田... 2025.04.15 全日本選手権物語昭和の剣道
全日本選手権物語 第19回全日本剣道選手権大会(1971)、“静かなる上段”川添哲夫が学生剣士として初の頂点に 昭和46年(1971)12月5日に日本武道館で開催された第19回全日本剣道選手権大会では、学生剣士が初めて日本一の栄冠に輝いた。頂点に立ったのは国士舘大学4年の川添哲夫(東京・21歳)である。 決勝は、2学年上で当時は栃木県警の警察官だっ... 2025.04.09 全日本選手権物語昭和の剣道
観の目見の目 剣道に鍔競り合いはいらない?「コロナ暫定ルール」が恒久化されて剣道が変わった やや旧聞に属するが、昨年(2024年)9月1日付けで、2020年度より実施されてきた「新型コロナウイルス感染症が収束するまでの暫定的な試合審判法」(以下、「暫定ルール」と記す)が、ほぼ全面的に恒久的な規則となった。 簡単に言えば、鍔競り合... 2025.04.03 観の目見の目